さていきなり2005年から1970年にタイムスリップ。
なんでこれを紹介するかというと、私のバンドのベースから
これを聞けと渡されたのがこのCD。
まずTwinkっていうひとは
Pink Fairies,
Tomorrow,
Pretty Things に参加したイカレたドラマー。
そのTwinkのソロアルバムが本作。
The Deviants、Pretty Things、Tyranossaurus Rex、
Tomorrow、Junior's Eyes、Edgar Broughton Bandのメンバーが参加してます。
35年前なのにクオリティは全く衰えていない。
一曲目の"The Coming Of The Other One"は民族音楽と
絶叫エフェクト声がお化け屋敷のような危険な雰囲気を醸し出す。
"Ten Thousand Words In A Cardboard Box"については
こちらで詳しい紹介をしています。
この曲のキモはギター。
これぞサイケデリックだといわんばかりの狂気のギターが暴れています。
ギターソロではありません。ギターが暴れているのです。
残念ながらギターが暴れたままフェイドアウトしてしまいます。
ライブで15分くらいのバージョンでやってたら脳みそ溶けそう。
"Fluid"
ディレイのかかったギターに乗せて女性の喘ぎ声がひたすら流れる
狂人がつくったとしか思えないサイケデリックナンバー。
"Mexican Grass War"
やべぇ。
民族楽器のズンドコリズムに乗って、ギターが狂う。
これをひたすらリピートしながら踊っていたら神が見えるだろう。
これで立派な狂人の仲間入り。
"Three Little Piggies"
ラリってる奴らが叫び歌う。
Vevet Undergroundの"Sunday Morning"を彷彿させる。
"The Sparrow Is A Sign"
最後まで聞くとこれがまともな曲に思えてくる。
35年という時代を感じさせない恐るべきアルバムだった。
聞いていて鳥肌が立つのではなく後からじんわり恐怖がやってくる、
そんなサイケデリックをTwinkは鳴らしていた。
Twink ;
Mick Farren : Producer
Twink : Drums, Vocals
Wally Allen : Piano
John Povey : Sitar, Mellotron
Paul Rudolph : Guitar , Percussion, Chimes, Bass, Vocals, Vibraphone
Steve Peregrin Took : Guitar, Percussion, Vocals, Vocal Effect
John Wood : Guitar (Bass)
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