大友良英のバンドである
大友良英ニュー・ジャズ・オーケストラのライブが
江東区森下文化センターで行われた。
大友氏もMCで触れていたがなんと区からオファーがあったのだ。
この文化センターの職員の一人が相当なジャズ好きだったんだろう。
文化センターの入り口に今回のヨーロッパツアーのパネル展示、
そして脇にはジャズの名盤が展示されていました。
大友氏のblogによると森歌さんという方がその人らしいです。
素晴らしい企画をありがとうございました。
で、内容です。
実はCD未聴の状態でライブを見ました。
大変失礼なことをして申し訳ありません。
だがしかし、未体験だったことが幸いしてか新鮮な驚きというものがあるのです!(ちょっと強引)
全員で11人というまさにオーケストラな面子。
そしてその顔ぶれも超一流。
そんな彼らが聴かせてくれたのは現代音楽JAZZとでもいいますか、
すいません、現代音楽、JAZZはまだまだ勉強不足で語れるレベルではありません。
最初の曲を聴いたときはアバンギャルドというか即興的なところがあり、
メンバーの息が合わないなーと思っていました。
ところが大友氏が指揮者のように前に立ち、
次の曲を指揮し出すとオーケストラは息を吹き返します。
大人数でビシ、バシっと決まる様はやはりかっこいいです。
エリックドルフィーの
「Out to Lunch」からカバーを3曲やってましたが、
全然原曲がわかりませんでした。
(ドルフィーもそこまで聞き込んでないですけど
個人的には
「Out There」の方が好きです)
やはりまだ若い(?)私にとっては一番の感動は
Jim O'Rourkeのユリイカでした。
ドルフィーをカバーしたオーケストラがジムオルークをやる!
それだけでもワクワクするのに、ユリイカだよ。
笙が非常に雰囲気を出すのに良い楽器でした。
感動的な音楽を聴くことができました。
ただ、もうちょっと大友氏の弾くギターを見たかった。
指揮者だから仕方ないのか・・・
追記:
コンピューターとノイズを出していた宇波氏はおもしろかったです。
スピーカーの本体部分(むき出しってこと)を上にして、
そこに米やら乾燥うどんをいれて音の振動で震わせて、
それを音にしていたのが斬新だった。
スピーカーとうどん!!
なんてアバンギャルドでパンクで和風なんだ。
しれっとこういう発想ができるところが凄いです。
大友良英ニュー・ジャズ・オーケストラ ;
大友良英 : guitar
青木タイセイ : trombone, bamboo flute
津上研太 : alto sax, soprano sax
大蔵雅彦 : alto sax & tubes
アルフレート・ハルト : tenor sax, bass clarinet, trumpet, misc.
石川高 : sho
Sachiko M : sinewaves, contact mike
宇波拓 : computer
高良久美子 (vibraphone)
水谷浩章 : bass
芳垣安洋 : drums, percussion, trumpet
カヒミ・カリィ : vocal
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