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CAVE IN - Perfect Pitch Black (2005)

Perfect Pitch Black
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Hydra Head 2005-09-13
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おすすめ平均star
star原点を見つめなおした作品

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前作アンテナの評判があまりよろしくなかったのか
この新作Perfect Pitch Blackではサウンド面に変化が見られます。

まず、ツインボーカルになっている。
Stephen Brodskyが今まで通りに男前なボーカルを聴かせてくれる。
そしてベースのCaleb Scofieldが思いっきりデス声。
Caleb Scofieldは元々ボーカルだったのでその歌唱力(?)は問題なし。

最初は多少の違和感があったけれど
何度も聴く度にそのボーカルの対比がおもしろい。

そして楽曲の面ではアンテナのようなPOPさはほとんどなく、
"World is In Your Way", "Trepanning"など勢いのある曲が目立ちます。

成長した面もあります。
"Paranormal"のような5拍子でデスとPOPをまたがる壮大な曲を
ガツンとやることができるのは本当に凄いものである。

"Ataraxia"のようなインストナンバーでの緊張感のある
ヘヴィでメロディアスな響きはうっとり。

かと思えば"Tension in the Ranks"のようなドPOPな曲もあり、
その多面性がおもしろくもあります。

残念ながらドラムのJohn-Robert Connersは
アルバム作成後にバンドから脱退しました。
代わりにCONVERGEのドラムがサポートでツアーに参戦しています。
正式なメンバーになる予定はないようです。

何にせよ、今後の活動には目が離せない万華鏡のようなバンド
CAVE INには要注目しておく必要があるでしょう。

視聴はこちらで。
http://www.perfectpitchblack.com/

CAVE IN ;
Stephen Brodsky : vocal, guitar
Adam McGrath : guitar
Caleb Scofield : bass
John-Robert Conners : drums
| CAVE IN | 08:11 | comments(2) | trackbacks(2) |

CAVE IN - Antenna (2003)

Antenna
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RCA 2003-03-18
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おすすめ平均star
star善いものはイイ!!

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プロデューサーはRich Costeyが選ばれ、ロスのCelloスタジオで「Antenna」のレコーディングは2002年の夏に始まった。レコーディングは待ち時間の多さと何度も何度も取り直されるパートが地獄のように退屈であった。それからボーカルを重ねたり、日本のサマーソニックに出演したり、ReadingやLeedsフェスティバルにも出演した。メジャーレーベルで歌うことは全く休暇でもなんでもない。今までかつてないほど4人は働いた。メジャーレーベルの嫌なところをまざまざと見せ付けられた。そのような経緯があり2003年にメジャーデビューアルバムの「アンテナ」が発売された。


上記のようなメジャーレーベルの辛酸を舐めたCAVE INであったが、
苦労した甲斐がありアルバムの出来は素晴らしいものに仕上がっています。

昔からのファンはこのアルバムを相当こき下ろしていますね。
確かに「Beyond Hypothermia 」や「Until Your Heart Stops」と比べると
その音は変わっていますが、ギターの絡み方やリズムを大切にしているところ、
メロディアスな部分の芯は変わっていないのではないでしょうか。

過去のアルバムとは関係なく、
このアルバムのみに焦点を当てて聴いてみることも大事です。

このアルバムが売れなかったのが不思議で仕方ありません。
旧ファンからは見向きもされず新しいファンは昔とのギャップに戸惑いを隠せなかった。

変拍子に図太いギター、伸びやかなボーカルに空へと舞い上がるメロディ。
冒頭の"Stained Silver"から始まる曲目は全く飽きさせることなく
聴くものを魅了するはずであるのに・・・

ラストの"Woodwork"はただひたすら圧倒されるばかり。
メロウな雰囲気から一気に突き抜けるサビの展開がたまりません。

ハードでメロディアス。
このふたつのいいところを選りすぐったアルバムが近作です。
会社に入社した当初はこればかりを聴いて嫌なことを忘れていました。
自信を持ってお勧めする名盤です。

視聴
"Anchor"

CAVE IN ;
Stephen Brodsky : vocal, guitar
Adam McGrath : guitar
Caleb Scofield : bass
John-Robert Conners : drums
| CAVE IN | 00:36 | comments(0) | trackbacks(0) |

CAVE IN - Tides of Tomorrow (2002)

Tides of Tomorrow
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それからすぐにいくつものレーベルがCAVE INのまわりを嗅ぎまわりだした。そして厳正にレーベルを選びRCAレコードと契約を交わした。"Lift-Off"、"Lost In The Air"を含むシングルを作成した。些細なことではないけれど、サウンドを言葉で表現すると「スペースロック」ということを報道陣には漏らしていた。Plea For Peace、Take Actionとのアメリカツアーは2001年に行われ、ロスで終わったツアー後も一ヶ月ほどロスでレコーディング漬けの日々であった。そして初のUKツアーも行われた。

Andrew Schneiderと共に「Tides of Tomorrow」をレコーディング。過去の曲のアイディアからも再構築して作成された。新しいアルバムのためのプロモーションの一環であるボストンからロスまで2週間のツアーを行った。CAVE INはマイナーで全く知名度がないGiants Chair の"The Callus"などのバンドに敬意を表しカバーを収録しています。2002年の10月にこのEPがリリースされました。



POPです。
前作JupiterにもましてPOPさが際立っています。
最初は四つ打ちから始まるポジティブなサウンド。

"Come Into Your Own", "The Calypso", "Tides of Tomorrow"はまさしく
POPであり、ROCKでもある。希望に満ちあふれたバンドがいる。
Giants Chair のカバーでもある"The Callus"は原曲知りませんが
CAVE INの楽曲として完全に消化しています。

このEPの曲はアルバムには収録されていないのでCAVE INファンならば
ゲットしておきたい作品でしょう。

CAVE INの中では一番明るい作品です。

視聴
"Come Into Your Own"
"Dark Driving"

CAVE IN ;
Stephen Brodsky : vocal, guitar
Adam McGrath : guitar
Caleb Scofield : bass
John-Robert Conners : drums
| CAVE IN | 00:06 | comments(0) | trackbacks(0) |

CAVE IN - Jupiter (2000)

Jupiter
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Hydra Head 2000-08-08
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バイオグラフィー第四弾

1999年の冬は作曲活動に専念。CUREとBAD BRAINSのトリビュートコンピレーションのレコーディングを行い、ISISNEUROSISと共にツアーも行った。4人のバンドとして初のアルバムであった。"jupiter"は過去のデモを全く使わずに曲を作るという初めての機会であった。いろんなものを失い、物事のスピードが混迷を極めた。レコードを作ることだけでなくいちバンドとしても。2000年の2、3月はBrain McTernanとJupiterのレコーディングを行った、その時間は「Until Your Heart Stops」よりも少なかった。ボーカルを重ねず、ギターのオーバータビングもしない。よりライブに近いアルバムを作成した。アルバムは2000年の秋にリリースされ、CMJミュージックフェスティバルに参加、アメリカツアーを冬に行った。


このアルバムでCAVE INは巨大スケールを持ったなるロックバンドへと変貌するのである。
ボーカルはスクリームを廃して、男性的でセクシャルな声を聞かせてくれます。
"In the Stream of Commerce"ではMUSEばりのファルセットで魅せます。

高音のディレイ、リバーブを効かせた見事なツインギター。
そして中東的なメロディライン。
ハードコアで修行した肉体的な要素が見事にロックバンドとして進化しています。

高らかにあらたなバンドの到来を宣言する"Jupiter"、
"Big Riff"では激しさと優しさが同居した名曲。

わかりやすいメロディとカオティックな面を廃したことで
昔からのファンは離れていきました。

しかしこちらのインタビューで明言しているように
ハードコアの面ではCONVERGEには絶対負けると敗北宣言を出しています。
まあ、あれだけの熱量のハードコアバンドと一緒にツアーをやってしまうと
その凄さに震え上がってしまうことでしょう。

一種の逃避とも思える手段によってできた今作「Jupiter」は
CAVE INの可能性を広げたアルバムとなりました。
ですがこれすら通過点に過ぎなかったCAVE INは
この路線で恐るべきアルバムを作り上げるのです。

視聴
"Jupiter"
"In the Stream of Commerce"
"Big Riff"
"Brain Candle"
"New Moon"

CAVE IN ;
Stephen Brodsky : vocal, guitar
Adam McGrath : guitar
Caleb Scofield : bass
John-Robert Conners : drums
| CAVE IN | 07:29 | comments(0) | trackbacks(0) |

CAVE IN - Creative Eclipses (1999)

Creative Eclipses
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バイオグラフィー第3弾。

Brianは1999年の11月にフリーレコーディングの機会をくれた。Gloucesterに行き次のEPのためのレコーディングをした。AdamとStephenは4曲をかき集めて「Creative Eclipses」を作成した。そして次のプロジェクトが始まるまでは次のアルバムを作る段階でないことであることを合意した。The Dillinger EscapeとConvergeのツアーの後、「Creative Eclipses」がリリースされた。このアルバムは今まで獲得してきたファンからとかなり距離のあるものであった。実際多くの人々がこのEPに困惑し、今までヘヴィメタルCDをリリースしていたCave Inからファンに対するある種の「経験」であると理解されたのであった。


バイオグラフィー第4弾に続きます。

このEPからかつてのヘヴィなサウンドは徐々に影を潜めて、
良いメロディ、アレンジが聞こえるようになります。

冒頭の"Luminance"で前作までとのカオティックな面、
ハードコアな面との決別を高らかに歌います。

CANE INの方向転換を象徴するEPです。
前作までのファンからは非難されること間違いなし。
しかしあえてこのロックの道を突き進む決心をしたCAVE IN。

このEPを反映したネクストアルバムである「Jupiter」はもうすぐそこ。

視聴
"Luminance"
"Burning Down the Billboards"

CAVE IN ;
Stephen Brodsky : vocal, guitar
Adam McGrath : guitar
Caleb Scofield : bass
John-Robert Conners : drums
| CAVE IN | 23:47 | comments(0) | trackbacks(0) |

CAVE IN - Until Your Heart Stops (1998)

Until Your Heart Stops
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バイオグラフィー第二弾。

(ベースなしのレコーディングになって)それでも、discographyのCDを出すことができた。Aaronは古い曲にギターとボーカルを再録音させ、新しいレコードを完成させた。それが「Beyond Hypothermia」というCDだった。しかしDave Scrodは1997-1998年のPiebaldとのツアーの後に脱退した。帰郷した後はベースなし、リードボーカルなしの状態になった。PiebaldのTravisがツアーの間はベースをやってくれた。

幸運はCave Inに味方した。ツアーの後Caleb Scofieldが電話をしてきた。Strike 3というバンドのボーカルでちょうど解散した後だった。CalebはCave Inでベースをしたいとオファーしてきた。そしてリハーサルに入ってみると彼は隠れたベースプレイヤーとしての才能を発揮した。それからボーカリストを探してみたが、「三振(3 strike)バッターアウト」であった。それどころか4人体制になって「Until Your Heart Stops」のリハーサルが始まった。すぐに5番目のエゴがないことに自由を感じ、顔ぶれが決まった。4月の終わりに「Until Your Heart Stops」のレコーディングを行い、夏にCDがリリースされツアーに出発した。カナダ人のバンドと一緒にツアーを回り素晴らしい時間を過ごした。このツアーでバンドは本当の意味で4人になった。既にCave Inの中では新しいアイディアが膨らんでいたのである。


第三弾に続きます。

ここで漸くメンバーが不動の4人に固定されました。
2005年9月現在までメンバーは変わっていません。
ですが、その音楽性は様々に変化していくのです。


前作の雰囲気を受け継いだカオティックでスラッシュメタルなアルバムです。
ボーカルもデス声に気合入りまくりです。

変拍子でスラッシュでデス声♪
こんな謳い文句が好きな方はどうぞ。

ただ普通のスラッシュバンドとは違うのが、
やはり曲のふり幅が広いということ。
低音弦バリバリのとことんスラッシュな曲もあれば、
高音ギターを紡ぐ美しい曲もあります。

カオティックな部分では前作のbeyond hypothermiaに軍配があがりますが
これからの可能性とスラッシュっぷりにはこの作品が勝利を掴みます。

ああ、早く新作が聴きたい。
(もう既に届いているがレビューするまで聴きません)

視聴
"Juggernaut"
"The End of Our Rope Is A Noose"
"Halo of Flies"
"Bottom Feeder"

CAVE IN ;
Stephen Brodsky : vocal, guitar
Adam McGrath : guitar
Caleb Scofield : bass
John-Robert Conners : drums
| CAVE IN | 02:12 | comments(0) | trackbacks(0) |

CAVE IN - Beyond Hypothermia (1998)

Beyond Hypothermia
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既に発売されているCAVE INのニューアルバムPerfect Pitch Black。
10年のキャリアを誇る彼らの歴史を追っかけてみようと思います。

結成は1995年のこと。
CONVERGEにインスパイアされマンハッタンにてバンドを結成。
バンド名はなんとCODEINEの"Frigid Stars"にある曲名から取ったそうです。
2ヶ月前に紹介しているので記憶に新しいです。
いやぁいろんなところで繋がっているもんですわ。

Piebald, Converge, Gambit, Splintered, 357 Noise などとライブを重ねて実力を増していった。1995年にはGambitとスプリットシングルをリリース。Cave Inのメンバーは誰も車の免許を持っていないので、他のバンドと一緒に各地を回った。Brian McTernanのSalad Daysというスタジオでレコーディングを行い、初めてレコーディングスタジオを体験した。12月には4曲が完成した。

1996年の春にはBrianと一緒にレコーディング。Early Graceとのスプリットシングル、Piebaldとのスプリットシングルを秋にリリース。しかしどこからもオファーはなく冬にHydra HeadのAaron Turnerが興味を示してくれた。当時のHydra HeadはPiebaldとConvergeがいたために何の迷いもなく契約を交わしたのであった。

その後はBrianとスタジオにこもり、次のシングルのレコーディングを行った。ヘヴィでくそ長い曲を2曲書き1997年5月にリリースさた。レコーディングの後にAndy Kyteが新しくベースに加わり最初の西海岸ツアーが始まった。このときにボーカリストのJayがバンドから離れTen Yard Fightに加わった。そのためDave Scrodをボーカルにした。DaveはAlert(後にSwivel)というハードコアバンドのボーカルだった。そして夏にはベースプレイヤーがいない状態で「Until Your Heart Stops」のリハーサルが始まった。

続きは後日。


ようするに今作は結成から1stアルバム「Until Your Heart Stops」が
作成されるまでのシングルやコンピレーションをまとめた作品になります。
メンバーも流動的でベースとボーカルが代わってます。
そんな過渡期の頃のCave Inはハードコアでゴリゴリです。
分厚いギターにカオティックなフレーズと変拍子。

しかし随所に今のCave Inをうかがわせるメロディにきらめきがあります。
ハードなところはハードに。しかし局所で光るメロディにこのバンドの可能性があります。

ってこの頃はメンバー高校生だよ!!
わけぇ!!

視聴
"Crossbearer"
"Programmed Behind"
"Ritual Famine"

CAVE IN ;
Stephen Brodsky : guitar
Jay Frechette : vocals
Adam McGrath : guitar
Justin Matthes : bass
John-Robert Conners : drums
Dave Scrod : vocals
Andy Kyte : bass
| CAVE IN | 04:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
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