THE POP GROUP - Y (1979)
遂にPOP GROUPの登場です。
バンド名がPOP GROUPなのに全然POPじゃありません。
バンド名を見て買った人は間違いなくそのギャップに卒倒するでしょう。
しかも当時17〜18歳だってよ。
恐るべき子供達とはこういうのを言うんでしょう。
Funkをベースにしながらも、アバンギャルドに展開していく様相はまるで
地獄の底から私達を呼んでいるようです。
このジャケットも恐ろしくて、子供が見たら泣きそうです。
"She Is Beyond Good and Evil"のイントロのギターの鋭さは
緊張感と衝撃と破壊を伴っています。
"Thief on Fire"は名曲。
ギター、ベース、ボーカル、ドラムがまさに渾然となって
ファイヤーと絶叫している。大仁田厚のファイヤーとはまるで心構えが違う。
すさまじい衝撃度。こんなの生で聞いたらバンドやめたくなるかもしれない。
"Snow Girl"はJazzyなピアノの合間にアバンギャルドなギターが挟まれ
途中で曲が崩壊します。狂気。
"We Are Time"のイントロギターフレーズは60年代を感じさせますが、
やはり曲はアバンギャルドになりますが、エコーの効いたギターが
まるでグループサウンズみたいです。
"Savage Sea"は美しいピアノの調べにのっていますが、
最後が切れてしまうのが残念。
ラストの"Don't Sell Your Dreams"
夢を売り渡すな。
そうだ、こんな過激なバンドが25年たった今でもちゃんと
こんな極東の島国に届いている。
たとえ今評価されなくても突き進むのみだ。
favorite:"Thief on Fire"
⇒ cdvader (03/30)
⇒ RUBYORLA (03/30)
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