Aenimaの発売から5年もの歳月の後に作成された3rdアルバム。
アメリカでは発売一週目で50万枚を超えるセールスを記録し
遂にアルバムチャート初登場1位に上り詰める。
本当にアメリカってすげーなと思わずにはいられない。
TOOLが好きで早くCDが聴きたいっていう奴らが50万人以上いるんだよ。
Green Dayのような3分くらいのパンクロックではなく
一曲が8分以上もある暗く重いアルバムがだよ。
でも逆に日本でアルバムチャートTOP10にTOOLがランクインされたら
異常な国だな、と思うけどね。
で、前回私はAenimaが一番好きなアルバムだと断言しました。
しかし、今回レビューを書くにあたり10回以上聞き直してみたら
やばいわ、これ。とんでもないことになっているとしか言えない。
4年前に聴いたときは数曲しかいい曲がないな〜と思ってました。
しかし、2005年を迎えた現在再び聞き直してみると4年前の自分を
叱りとばしたくなります。「聞き込みが足りないよ!!」と。
何が凄いって全部だ。
1曲目"THE GRUDGE"のイントロを聴いただけでわかるリズム隊の圧倒的なアンサンブル。
特にこのアルバムではベースが目立っている。
Justinが完全にTOOLの一員として成長した証拠だ。
Dannyのドラムはさらに進化を遂げた。
1曲目のラストにおける鬼神の如く破壊的なドラム。
鳥肌が立つほど恐ろしい。
Adamはリフを初めから弾く必要はなくアルペジオで曲の暗闇を照らす。
そして後半に怒濤のリフを展開。
"PARABOLA"のギタープレイは職人芸としか言いようがない。
曲もプログレのように複雑な展開かつバリバリの変拍子だ。
TOOLの場合はそれが必然であり、鳴らしたい音を表現するためには必要なのである。
変拍子の曲を創ろうと思って創っているのではない。
できた曲がたまたま変拍子であっただけだ。
タイトルトラックでもある"Lateralus"はバンドの新しい一面を見せてくれる。
とりあえず1回聴いて駄目だと思ったら、それは自分が駄目だと思ったほうがいいです。
とりあえず"THE GRUDGE"、"PARABOLA"、"Lateralus"の中で
一曲だけでいいので10回は聴いてみてから結論を出しましょう。
それでも駄目なら仕方なしです。
バンドとして格が違うってのは本当にあるものだ。
TOOL ;
Maynard James Keenan : Vocal
Adam Jones : Guitar
Justin Chancellor : Bass
Danny Carey :Drums
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