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Common - Like Water For Chocolate (2000)



先週は旅行三昧だったのでアップができませんでした。
てなわけでようやくCommonの紹介の続きを。

バイオグラフィーの紹介の第4弾。
これで終わりです。

CommonはメジャーレーベルのMCAに移籍しました。Rootsのドラマーをプロデューサーに迎えて次のアルバムが作成されることになった。「Like Water for Chocolate」は2000年に発売され、MCAのプロモーション力もあり、今まで発売されたどのアルバムよりも成功を収めた。今回のゲストはMacy Gray, MC Lyte, Cee-Lo, Mos Def, D'Angelo, ジャズトランペッターのRoy Hargrove, and Afro-beatのスターFemi Kutiが参加しています。シングルの"The Sixth Sense" と グラミー賞にノミネートされた"The Light" はラジオでオンエアされ莫大なリスナーを獲得しました。その成功により彼は次にMary J. Bligeの「No More Drama」に参加し、2002年の12月には「Electric Circus」を発表するのです。


このアルバムは超豪華ゲスト陣を結集して作成されています。
しかし、しかしです。
よくトリビュートしてありがちな、ただ参加しているだけという
ところからは一線を画しています。
ゲストの魅力を十分引き出すだけではなく、
Common自身の才能も倍増させ曲のクオリティが格段に上がっています。
Commonの頭の中にはきっとコラボレートする必然性があったに違いない。

アルバムで聞ける曲のバラエティの豊富さには脱帽するしかない。
音が違うのだ。音の節々に感じる緊張感。
その緊張感の隙間をついて繰り出されるCommonのライム。
もうただのHIPHOPのアーティストではない。
音楽界全体から見てもCommonの作品は尊敬されるべきものになった。
歴史に導かれたHIPHOP界に燦然と輝く金字塔。

Common ;
Lonnie Rashied Lynn
| Common | 21:33 | comments(0) | trackbacks(0) |

Common - One Day It'll All Make Sense (1997)



Commonの3枚目のアルバムです。
前作のメロウな雰囲気をそのまま加速させて、
今度は豪華ゲスト陣によってポップさを際立たせています。

1997年に「One Day It'll All Make Sense」をリリースします。インテリジェンスHIPHOPの復活のために著名なゲストが参加しています。Lauryn Hill, Q-Tip, De La Soul, Erykah Badu, Cee-Lo, and the Roots' Black Thought。このアルバムはマスコミの間でも評価が高くなり、著名なゲストとして数年間スポットを浴びました。Pete Rockの「Soul Survivor」、新しいHIPHOPムーヴメントの水準となったMos Def and Talib Kweliの「Black Star」、The Rootsの「Things Fall Apart」にゲスト参加してます。Commonはインディーラップ界の中心人物であるRawkusと一緒に"1-9-9-9"にも参加している。


どうやらCommonとErykah Baduは付き合っているらしいです。
「2人の関係は、恋人とか夫婦の関係を超えている大きなもの。
すごく大切な何かを人間として共有し、一緒につくりあげていく。そんな間柄」
とErykahがコメントしてます。

ギラギラしたHIPHOPとは違いその洗練されたメロディと
深い歌詞に共感を集めているCommonです。
そのセンスの良さはジャケットにも表れています。
今回のジャケットは子供の頃の自分と祖母が写っている写真です。

個人的にはこういった知的なアーティストに対する
反抗心を燃やすギャングスタ勢も悪くはないと思います。
Ice Cubeは前作の件からWestside Connectionを発足させたし、
HIPHOP界の活性化にはなっています。

The RootsとCommonはインテリジェンスHIPHOPの2台巨頭ともいえるでしょう。
そのCommonの一つの到達点がこのアルバムに凝縮されています。
密度の濃いサウンドに耳を傾けてみましょう。

Common ;
Lonnie Rashied Lynn
| Common | 22:16 | comments(2) | trackbacks(0) |

Common Sense - Resurrection (1994)



2枚目です。
1stで私の歯切れが悪かったのはあまり気に入ってなかったからです。(ヲイ)

しかし、この2ndアルバムの"Ressurection"は良いです。
なんといってもメロウな部分がよりはっきりと現れ、
さらには音質がクリアになって音に対するこだわりが伝わってくるからです。

"Resurrection"のタイトルトラックのピアノの旋律、
続く"I Used to Love H.E.R."はギター、ドラム、ベース、エレピの響きから
音へのこだわり、音質の良さがわかります。
"chapter 13"のホーンも心地よく響き、リズミカルなライムとの相乗効果が良いです。

バイオグラフィーの紹介第二弾です。

CommonことLonnie Rashied LynnはHIPHOPシーンが発展していないシカゴ南部に生まれた。それにもかかわらず、彼は自分の能力を信じ、Common Sense(良識)としてSource Magazineの新人コンテストに勝利し、最初のブレイクを掴んだ。Commonは1992年に"Take It EZ"のシングルでデビューを飾った。そして"Breaker 1/9"、"Suol by the Pound"と続くシングルでHIPHOP界での名声を確立した。しかし何人かの評論家は批判的だった。
Common Senseはそれ以降Ruthless RecordsでResurrectionをリリースする。このアルバムでアンダーグラウンド界で最高の作詞家としての名声を手に入れた。"I Used to Love H.E.R."はIce Cubeとの確執を招いたが、HIPHOP界の衰退についての示唆が魅力的である。さらにCommon Senseは同名のスカバンドに訴えられたため、名義をCommonに変えた。そのとき彼はシカゴからブルックリンに転居していた。


ここで作詞が素晴らしいと触れられています。
歌詞を引用しようと思いましたが、長いのでやめます。
見たい人はこちらです。

歌詞を読んでいくと恋愛物かと思いましたが
最後の最後でHER=HIPHOPってことがわかって、
ああそういうことね。(ネタバレ)

10歳の頃少女(HIPHOP)と出会ったところから始まり
彼女(HIPHOP)がL.A.に出て行って
金、セックス、ドラッグを知りどんどん駄目になっていく様を
激しく切なく歌っています。
過激な内容ですが、あくまでサウンドはシンプルで美しい。
それがCommonの魅力となっているのです。

現在世に出ているJazzyなHIPHOPの原点とも言える作品なので
一度聴いてみてください。

Common ;
Lonnie Rashied Lynn
| Common | 00:53 | comments(0) | trackbacks(0) |

Common - Can I Borrow A Dollar ? (1992)



前回はTOOLでしたが、今日からはCommonです。
ダークでヘヴィなロックから洗練されたHIPHOPです。
私自身COMMONのことをよく知らないので
ここで簡単なバイオグラフィーを紹介します。

元ネタはこちら
適当に翻訳してますので、誤訳はあるはずです。
本日はその1/4を紹介します。

COMMON(元々はCommon Sense)は90年代のアンダーグラウンドラップに多大な影響を与えた。大衆的なギャングスタラップが全てを消し去ろうとしていたときに洗練された詩を保ち続けた。彼(Lonnie Rashied Lynn)の教養、知性、素早く繰り出されるライムと政治的思想は流行には馴染みがない。しかし彼は献身的な観衆に支持された。90年代後半にはアンダーグラウンドムーヴメントがオルタナティブラップのリバイバルがあり、Commonは認知され始めた。評論家によってのみ彼のアルバムが賞賛されただけではなく、メジャーレーベルと契約をすることができた。そして今までになくらい注目されることになった。


そんなCommonの1stアルバムです。
1stアルバムということで多少の荒々しさが感じられます。
何が他のHIPHOPアーティストと違うかというと、まずはバックトラックの美しさです。
またノスタルジーを感じさせるレコードのような擦り切れる音も美しさに拍車をかけてくれます。
"Penny for My Thoughts"で始まるジャジーなピアノとブラックなドラム。
"Take It Ez"、"Tricks up My Sleeve"のメランコリックで美しいトラック。

次なるアルバムが非常に楽しみなCommonでした。

Common ;
Lonnie Rashied Lynn
| Common | 22:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
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