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Leave Them All Behind@恵比寿リキッドルーム(2009/4/19)


情報処理試験が終わったと同時に開演したノイズバンドが集まるLEAVE THEM ALL BEHIND。
セキュリティ関連で凝り固まっている頭をノイズでぐちゃぐちゃにしてもらいましょう。

/GROWING/
打ち込みの4つ打ちノイズ。
単調で音がでかすぎて何やってるかわからん。
早く終われ、と願う。



/envy/
完全にトレモロ掻き鳴らすバンドと化したenvy。
曲はめちゃくちゃかっこよくて、演奏している姿も最高だ。

しかし、どれも同じ曲の展開で意外性がない。
が、音のバランスが素晴らしく良くて、安心して聞けるバンド。

8年くらい前に見たライブだと、凶暴なノイズとリズムと絶叫で
何を演奏してるかわからんかったのを記憶しております。



/BORIS/
海外ツアーや現地での活動もあって、ようやく日本で人気が出て来たボリス。
昔は三人だったが、四人になってるわ。
ミドルテンポで単調なリフをひたすら繰り返し、
段々と音圧をあげていき、最後はノイズのシャワーになる。

先程のenvyと比べるとたたずまいが非常にクール。
静なるノイズバンドというべきか。

/Sunn O)))/
初めて見るコンビだが、昨年ボリスと来日したり、
スプリットCDを出していたので中身は知ってました。

だが、しかし先程のボリスよりさらに単調な曲だ。
ギター二人でツーコードをギャイーン、ギャイーンと
お互いにワンストロークずつ、バカデカイ・ディストーションで掻き鳴らす。

10分以上やったかと思ったらコードが代わり、別の曲。
しかし、相変わらずな演奏スタイル。
リズム隊がいないからますますわからん。



そしてようやく最後の曲でドラムが入った。
おお、ドラムいるんだね…
でもリズムを刻むわけではないので、
ひたすらドローンな低音のギターノイズに支配された40分だった。

これでのれる奴っていったいどんな変態なんだ!?

/ISIS/
トリはアメリカで人気の高いISIS。
そういえば昔日本でもISISっていうバンドがいて、
何かのCMソング(Summer Goodでいいじゃない)で使われていましたが、
なんと日本のISISのギタリスト(Goto)が今やmonoのリーダーとして世界中をツアーしているとは
全くバンド名ってのは面白いもんですね。

明後日にニューアルバムが発売とあって歓声が一際でかい。
さらに先程のSUN O)))とのギャップがでかい。
あんなのを(いい意味で)見た後だと
リズムを刻みボーカルが入っただけで凡庸なロックバンドに見えてしまう。



で、PAのせいで音のバランスも最悪だ。
それを誤魔化すかのように、3曲目あたりから音がバカでかくなった。
ベースと耳が共振して思わず耳を塞いだら、
なんとめちゃくちゃいい音とバランスで演奏が聞こえるではないか!!
どうやら、イカレてしまったのは私の耳だったようです。

隣にいたMASTODON(私が上半期で1番ハマったバンド)の
Tシャツを着た屈強なメリケン人がバッチリ録音してました。
果たしてノイズまみれで聞こえるのか!?



さすがに6時間も試験した後にまた6時間も立ちっぱなしでノイズはきついな〜、
しかも朝3時くらいから起きっぱ、アホだったのは私だったのか。
| ISIS | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) |

ISIS - Panopticon (2004)



ああ、もうやばい。
これだよ、これ。
俺の聞きたい音楽はこれ。

1st、2ndと少し違和感があったけど、
この3rdアルバムPanopticonはまさしく世界を揺るがすアルバムだ。

Panopticonって「円形刑務所」だって。
よくわからんから調べてみたら、こんなんだった。
CDのジャケットが航空写真なんで、この地球がPanopticonとでも言いたいのでしょうか。

そんなことはどうでもいいです。
前作よりも私の好みの通りにディストーションが減り、
さらに巨大なスケールで展開される曲目。
そしてスローテンポの中に潜む、恐ろしい緊張感。
何よりも甘美に響くギターの切ないメロディ。
鳥肌が立ってきて、感動のあまり涙さえ出てきます。

とんでもないバンドだ。
なんと2月に来日してたし。
行けばよかった。
絶対次のライブは行く。
Marineさん紹介してくれてありがとう。

ISIS:
Aaron Turner - vocals, guitars
Aaron Harris - drums
Jeff Caxide - bass
Michael Gallagher - guitars
Bryant C. Meyer - electronics, guitars, vocals
| ISIS | 23:00 | comments(6) | trackbacks(2) |

ISIS - Oceanic (2002)



さて、絶大な評価を得たISISの2ndアルバムです。
前作の歪んだ世界観から確実な進化を遂げた。
ディストーションだけが緊張感を増すものではなく、
単音やアルペジオ、白玉、休符がさらなる緊張感を増大させる。
それらの音楽的成長が伺える名盤だ。

ここまで極限に張り詰めた緊張感の中で爪弾かれる美しいメロディ。
そしてデス声で発狂するボーカル。
ノイズにまみれた混沌がこんなにも美しいものかと再認識させてくれる。
初めてこのジャンルを聴く人には衝撃を与えるかもしれない。

個人的な趣味ではまだディストーションが多いように聴こえます。
もしくは歪ませるところは限界まで歪ませちゃったほうがいいのかな。
Godspeed You Black Emperor!やMogwaiにも通ずる美しい世界が待っています。

バイオグラフィー第2弾

Oceanicのツアー中に12インチのリミックスシリーズをリリースします。Mike Patton (Tomahawk, Fantomas), Justin Broadrick (Jesu,元Goldflesh), James Plotkin (Khanate, 元O.L.D), Thomas Koner, Ayal Naor (27), Fenneszが参加しています。2004年には3枚目のアルバムPanopticonを発表する。


ラストナンバーの"HYM"にはかなりもって行かれます。

ISIS:
Aaron Turner - vocals, guitars
Aaron Harris - drums
Jeff Caxide - bass
Michael Gallagher - guitars
Bryant C. Meyer - electronics, guitars, vocals
| ISIS | 23:41 | comments(0) | trackbacks(0) |

ISIS - Celestial (2001)



TOOLのレビューをしたときにMarineさんから
ISISを紹介していただいたので聴いてみました。
まずは簡単なバイオグラフィーを。

「Mosquito Control」と「The Red Sea」のEPを発表した後、ISISは1stアルバムとして2001年に「Celestial」をリリースしました。驚くべき作品である「Oceanic」は2002年にリリースされ、その年のイギリスのメタルマガジンTerrorizer誌の年間ベストアルバムに選出された。アメリカ、ヨーロッパ、日本ツアーをMelvins, Mogwai, Dillinger Escape Plan, Dalek, Fennesz, Neurosis や Napalm Deathと回り、ISISのライブパフォーマンスが認められ、2004年のAll Tomorrow's Party(Mogwai主催)に参加した。最近ではロサンゼルスにあるMuseum of Contemporary Artにアバンギャルドメタルの先駆者としてISISの名声が証明されている。


非常に重厚なサウンド。
低音のディストーションギターが炸裂する。
ボーカルも楽器の一部として、絶叫する。
静と動の区別はあれども、陰と陽ではなく、圧倒的名陰のパワーを感じる。

メタルかと言われれば、そうかもしれないがISISには歌がない。
インストバンドのように、あくまで楽器が主体で曲が構成されている。
必要なのは歌ではなく、このサウンドをさらに厚くするためのシャウトだ。
ポストロックのような佇まいで轟音サウンドを操るバンド。
それがISISというものではないでしょうか。

個人的にはバキバキした曲よりは"Collapse And Crush"のような
空間をうまく使った曲が好きです。

ISIS ;
A. Turner - vocals, guitars
A. Harris - drums
J. Caxide - bass
M. Gallagher - guitars
B.C. Meyer - electronics, guitars, vocals
| ISIS | 23:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
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