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KULARA - Fragmental remembrance, a switch of resurrection, and my hearing vanished (2001)



邦題:断片的な記憶と再生のスイッチ、そして壊れた僕の耳

今日紹介するのはKULARAというバンドです。
カオティック、ハードコア、プログレが混然としている。
ピアノやシンセが入っており、世のカオティックバンドとは一線を画しています。
そのプログレ魂には恐れ入ります。

このタイトルがやたら長いアルバムは1999年リリースの1st「5 pieces songs」と
2000年リリースの2nd「a naked landscape」の音源全て入ってます。
しかし曲順が逆で2ndから始まり1stで終わる展開。
しかもフランスからのリリース。

最初はピアノなどの楽器をふんだんに取り入れられており、
15分以上もある楽曲があり、その壮大なスケールには驚かされます。

しかしKULARAの真髄は3曲目以降にあった。
こちらはギター2本のみになり狂暴性が格段に跳ね上がっている。
曲は5分くらいに短くなっているが、テンポが速く、
めまぐるしく変わる曲の展開に圧倒されるばかり。
マシンガンのようなスネア連打とギターの不協和音、絶叫するボーカル、
変拍子あり、うねりまくるベース、張り詰めた緊張感でこちらの身が軋む。
目をつむり、ヘッドフォンで爆音で聞くと確実に鳥肌が立ちます。
その中に一本美しい線がスーっと通っている。
美しさと凶悪さを兼ね備えた恐るべきバンド。
"Fate"〜"Human Pattern"のラストの展開は糞尿垂れ流すくらいやられる。

2005年現在KULARAはまったく音沙汰がなく、
ネットで調べても分からないので今度本人に聞いてみますか。
ドラムのTsukamotoは現在AS MEIASにいます。

CD屋で見つけたら即購入しないと後悔する名盤です。

KULARA ;
Murase : vocal
Nakagawa : guitar
Takaya : bass, piano
Tanaka : guitar
Kimura : drums (tracks 3 to 7)
Tsukamoto : drums (tracks 1 & 2)
| Kulara | 23:41 | comments(7) | trackbacks(0) |
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