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ZAZEN BOYS - ZAZEN BOYS (2004)

amazonからまだCD届いてないっす。
新譜は明日レビューしたいと思います。



バンド7 メロディ6 難解4

NUMBER GIRLを解散してから紆余曲折をへて、
向井は亜人と共にZAZEN BOYSを結成。

もう亜人のドラムなしではもう向井のサウンドを
表現することはできないでしょう。

休符を多様する隙間を表現し、1曲目ではプリンスみたいに
ファルセットボイスまで飛び出します。
しかし大人になったかと言えばそうではなく、
新たな狂気を表現するために
また一つ道具を手に入れたようなものです。

バンドとしてはまだまだこれからを感じさせる内容。

favorite:"Usodarake"
| ZAZEN BOYS | 21:11 | comments(1) | trackbacks(0) |

ZAZEN BOYS - ZAZEN BOYS 2 (2004)



バンド9 メロディ7 難解4

前作はNumber Girlでないようにあろうとする姿が顕著に出てきましたが
今作ではNumber Girlを思わせるフレーズを隠そうとしてません。

1〜6曲目が今作のハイライトとなる流れ。
1曲目でHipHopなイントロを飾り、2曲目で小気味よいギターの音に
合わせていきなり椎名林檎の歌声が重なる。
このAメロがベースとドラムだけのパートがFunkyでバンドの成長がわかります。
さらに3曲目"No Time"で暴走列車は止まることがなく、
アヒトのスネア連打ドラムが加速して街は大混乱。
4曲目の"You make me feel so bad"はプリンス風な曲展開がする。
サビでは椎名林檎とのハモリが素晴らしい。名曲。

6曲目の"黒い下着"はNumber GirlのPopなコード進行を
ZAZEN BOYSがアレンジしたような曲。Number Girlは好きだけど
ZAZEN BOYSがダメな人でも安心して聴かせられる曲。

7曲目"腹減った"はメロディアスなギターを全面に出しています。
こういった曲も出来ちゃうところがバンドとしてNumber Girlを
振り切った感を見せてくれます。

後半はちょっとダレてきちゃうけど、14曲目でアバンギャルドに展開後、
15曲目はThe Bandみたいな良き古いアメリカンロックを思わせる名曲。
ゆったりとした曲調なんだけど、バンドが一体となって盛り上がる。

バンドが格段に成長した。今現在アブラがノリにのっている状況
だと思われるので是非とも来年春くらいに次の新譜を期待したいです。

favorite:"You make me feel so bad"
| ZAZEN BOYS | 11:50 | comments(4) | trackbacks(4) |

Gang of Four - Entertainment! (1979)

ZAZEN BOYS繋がりでNEW WAVE、FUNKなどを特集していきますか。



バンド8 メロディ4 難解4

New Waveの超傑作。
バンドが凄いというよりも、ギターが凄いです。
ギターが凄いというとピロピロした早弾きを
想像するかもしれませんが、このギターは違います。
早弾きなんて一回もしないです。
ましてやギターを全く弾かないところも多々あります。

カッティングと独自のコードの使い方で世界をひっくり返すような
音を生み出してしまうところが凄い。

音の佇まいはThe Clashに近いものがある(思想的にも)けれど、
このギターの使い方は他にはないOnly Oneのものですね。

後にギターのアンディ・ギルはRed Hot Chilli Peppersの全員が
尊敬しているという要請を受けてレッチリの1stアルバムの
プロデュースをするに至ります。

ある意味レッチリの原点でもあります。
レッチリファンならばいかに影響を受けているかがわかるはずです。

メッタ切り!!

favorite:"Return The Gift"
| Gang of Four | 23:04 | comments(0) | trackbacks(0) |

TALKING HEADS - Remain in Light (1980)



バンド8 メロディ6 難解6

Gang of Fourは攻撃的なギターが特徴的でしたが、
TALKING HEADSはリズムに重きを置いています。

白人バンドがFunkビートを全面に出しているのは当時
とても珍しいとのことです。

ボーカル&ギターのDavid ByrneはプロデューサーのBrian Enoと
共に「My Life in the Bush of Ghosts 」という傑作アルバムを
制作しています。(リリースは諸処の事情で1981年)

1〜3曲目までが怒濤のFunk祭り。
特に1曲目"Born Under Punches"の衝撃度は今でもくるものがあります
7曲目の"Listening Wind"はEnoの仕事降りが十分に出てる怪しい
雰囲気のする曲です。ラスト8曲目もEno風なダークアンビエント。

後に「ラストエンペラー」で坂本龍一と一緒にアカデミー賞取ってます。


favorite:"Born Under Punches (The Heat Goes On)"
| TALKING HEADS | 15:39 | comments(0) | trackbacks(0) |

TALKING HEADS - The Name of This Band Is Talking Heads (2004)



バンド8 メロディ8 難解2

やべぇ、めちゃくちゃ音がいい!
1982年にリリースされたライブ盤だけど、長らくCD化されなかった。
あまりに名盤なんで、Disc1とDisc2で分けてレビューします。
(いや、さぼってるわけじゃないのよ)

昨日紹介した「Remain in Light」はどうもリマスター盤が出ていないようです。
このCDはライブ2枚組なんだけど、スタジオ盤よりもクリアに聞こえます。
そしてPOPなメロディが際だっています。

Disc1は1977-1979のライブ。
POPでサイケでFunkyな音楽世界を提供してくれます。

#1"New Feeling"で小気味良いカッティングギターがこのアルバムが
 名盤であることを宣言するファンファーレのように聞こえます。
#5"Pscho Killer"が凄いです。
 サイケデリックでエンディングまでの演奏が痺れます。

#13"Mind"は1980年代のヘッズを思わせる佳曲です。
#15"Stay Hungry" 妖しい。

とにかく「Remain in Light」がダメな人でもDisc1は受け入れられるのでは
ないでしょうか。

明日はDisc2やります。
こっちは1980-1981のライブなのでどう変化してるかが楽しみです。

favorite:"Psycho Killer"
| TALKING HEADS | 23:03 | comments(0) | trackbacks(0) |

TALKING HEADS - The Name of This Band Is Talking Heads (2004)



Disc2は怒涛のPopFunkオンパレード。

"Citeis"はまさにPopさとFunkさが合わさった名曲。
"I Zimba"、"Once In A Lifetime"いいわあ。
"Born Under The Punces"は8分30秒の超ロングバージョン。
音の隙間が生む緊張感がたまりません。
ギターが空間的に響いていて壮大に仕上がっています。

ああ、ライブ見たかったな〜
と思ったらDVD出てるよ。

favorite:"cities"
| TALKING HEADS | 22:39 | comments(0) | trackbacks(0) |

TALKING HEADS - Stop Making Sense (1984)




非常におもしろい手法で撮られたライブ映像です。
1曲目"Psycho Killer"ではdavid byrneが一人でアコギを
もって現れます。2曲目ではベースが増え、3曲目ではギターが増え
4曲目では・・・という風にどんどん増えます。

最終的には黒人のバックボーカル2人、ギター、パーカッション、
シンセサイザーの5人が加わり計9人で演奏を行ってます。

黒人本当に楽しそうに踊りながら演奏していますが、
davidは相変わらず神経質な顔して苦しそうに歌います。

"Burning Down The House"、"Once In A Lifetime"と名曲が
ライブで聴けるのが嬉しいです。

本編ラストの"Cross-Eyed And Painless"のFunkサウンドには
思わず身震いしてしまいます。

ライブの演出としては100%の出来ではないでしょうか。
あああ、生で一度は見たかった!!

favorite:"Cross-Eyed And Painless"
| TALKING HEADS | 22:44 | comments(0) | trackbacks(0) |

THE POP GROUP - Y (1979)

THE POP GROUP - Y (1979)


遂にPOP GROUPの登場です。
バンド名がPOP GROUPなのに全然POPじゃありません。
バンド名を見て買った人は間違いなくそのギャップに卒倒するでしょう。
しかも当時17〜18歳だってよ。
恐るべき子供達とはこういうのを言うんでしょう。

Funkをベースにしながらも、アバンギャルドに展開していく様相はまるで
地獄の底から私達を呼んでいるようです。
このジャケットも恐ろしくて、子供が見たら泣きそうです。

"She Is Beyond Good and Evil"のイントロのギターの鋭さは
緊張感と衝撃と破壊を伴っています。

"Thief on Fire"は名曲。
ギター、ベース、ボーカル、ドラムがまさに渾然となって
ファイヤーと絶叫している。大仁田厚のファイヤーとはまるで心構えが違う。
すさまじい衝撃度。こんなの生で聞いたらバンドやめたくなるかもしれない。

"Snow Girl"はJazzyなピアノの合間にアバンギャルドなギターが挟まれ
途中で曲が崩壊します。狂気。

"We Are Time"のイントロギターフレーズは60年代を感じさせますが、
やはり曲はアバンギャルドになりますが、エコーの効いたギターが
まるでグループサウンズみたいです。

"Savage Sea"は美しいピアノの調べにのっていますが、
最後が切れてしまうのが残念。

ラストの"Don't Sell Your Dreams"
夢を売り渡すな。
そうだ、こんな過激なバンドが25年たった今でもちゃんと
こんな極東の島国に届いている。
たとえ今評価されなくても突き進むのみだ。

favorite:"Thief on Fire"
| Pop Group, the | 21:36 | comments(2) | trackbacks(2) |

THE POP GROUP - For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder ? (1980)




前作の恐怖のジャケットとは真逆の震えがくるほど美しいジャケット。
それとは裏腹のタイトル。一体どれだけ俺たちは殺戮を寛容するのか?

前作が初期衝動をぶちまけた衝撃的な作品であったが、さらに音楽性を
広げ(というかごちゃ混ぜに)、成長が伺えます。
ダブ、FUNK、アバンギャルド、ノイズ、フリージャズ、などなど
もう思いつく限りなんでも放り込んでます。

もう誰も辿り着けない神の領域へと足を踏み入れてしまったのです。

これリアルタイムで聞いた人はどう思ったんだろう?
周りから頭でもおかしくなったんじゃないかと思われたのだろうか。

こめかみに釘を思いっきり打ち付けられたような名作です。

| Pop Group, the | 23:41 | comments(1) | trackbacks(1) |

Brian Eno & David Byrne - My Life in the Bush of Ghosts (1981)




Talking Heads のボーカルギターDavid Byrneとそのtalking headsのプロデューサーのBrian Enoによるアルバム。制作期間がちょうど「Remain in Light」の前だったので二人の方向性は一致してます。

前半はTalking Heads色強いです。「Reamin in Light」のボーナストラックとして収録されていても違和感ないです。
後半はBrian Eno色が強いアンビエント風な曲です。
70年代のBrian Enoはいい作品を多数出してますのでいい塩梅に仕上がってます。

70年代のEnoについてはまた別の機会にレビューしますが、まだ未聴のCDもあるので今のうちに揃えておかなくては(汗・・・
| Brian Eno & David Byrne | 21:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
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