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Tristeza - Espuma (2003)



あけましておめでとうございます。
今年もあまり休まずに日々優良な音楽を紹介していきます。
紹介して欲しい音楽、お勧めの音楽がありましたら、
掲示板またはmusic_vader@yahoo.co.jpまでご一報願います。

2003年ギターのJimmy LaVelleがTristezaの脱退を表明。
曲作りの中心を担っていただけに解散かと思われましたが
現在New Album作成中とのことなので、いろんな意味で期待してます。

そしてこのEPがJimmy在籍時の最後の音源です。
2曲目の"Glimpse Exposure"は前作EPの"Mania Phase"と同じ雰囲気がします。

EPなので実験的な要素を踏まえた曲、
次のステップへと飛躍できそうな曲が並んでいます。
いまいちパッとしない、未消化な感じがします。

やはり一番耳に残るのが5曲目"Living Stains"です。
メロウな2本のギターのアルペジオとシンセサイザーの絡み、
疾走間のあるリズム。これぞTristeza。

6曲目の"This Trap"ではエレクトロニカ風な新たな展開を見せてくれる。
この雰囲気はいいと思う。
今後のTristezaが素敵なバンドになることを願って
今年最初のレビューを終了します。

今年もよろしくおねがいします。

tristeza ;
JIMMY LEHNER :DRUMS
LUIS HERMOSILLO :BASS
STEPHEN SWESEY :KEYBOARD
CHRISTOPHER SPRAGUE :GUITAR
JIMMY LAVELLE :GUITAR
| TRISTEZA | 12:50 | comments(0) | trackbacks(0) |

COALTAR OF THE DEEPERS - White EP (1991)

いきなりCOALTAR OF THE DEEPERSです。

My Bloody ValentineのLovelessが
発売された年にリリースされた1stEPです。
ボーカルもNARASAKIではありません。
(誰だっけ?忘れてしまった)

シューゲーザーとギターポップとハードコアなどを織り交ぜながら
極上のPOPセンスと疾走するリズムで私たちを魅了するバンド。

しょっぱながあのPRINCEのカバーです。
ギターのワウかけすぎ。
完全に現在のDeepersスタイルが完成されているところが恐ろしい。

2曲目はRolling Stonesのカバーではありません。
サンプリング音やノイズの出し方は新人とは思えない出来。

4曲目もワウ全開のDeepers定番ソング。
ボーカル以外のアレンジはほぼこの頃と変わりなし。

このEPはNarasakiがボーカルやってないことくらいが珍しいです。
あまりヤフオクなどで高値で買わないようにしましょう。
お茶の水の某レンタル屋とかネットをくまなく探せばあるかも??

White EP
1. When You Were Mine
2. Let's Spend Night Together
3. Coal cut
4. Mummy Lover


ちなみに"Mummy Lover"はベスト版に入ってます。

| COALTAR OF THE DEEPERS | 21:56 | comments(2) | trackbacks(0) |

Tristeza - Dream Signals in Full Circles (2000)



ごめんなさい。
貸していたと思ったら部屋の隅に転がってました。

Tristezaの2ndアルバムです。
基本的なスタイルは1st路線なんですが、
ひとつ不満をあげるとキラーチューンがないんです。
前作よりもまったりとした作りになっていて
疾走感のあるナンバーがないというのもあります。

でもね、凄く心地よいんです。
全体を通しての完成度が前作よりも格段に上。
大人の表現力というのでしょうか、空間を上手に使ってます。

霧の中でほわほわとゆらめく陽炎を追いかけた。
湖があってどんどん漕いでいくんだけど、どこにも抜けられない。
諦めかけたら綺麗な白鳥が道案内をしてくれた。

そんな幻想的な風景が思い浮かぶ絵本のようなアルバム。
現実から一番遠いところで鳴っている音楽。

1stが駄目な人は逆にこっちがはまるかもしれません。

tristeza ;
JIMMY LEHNER :DRUMS
LUIS HERMOSILLO :BASS
STEPHEN SWESEY :KEYBOARD
CHRISTOPHER SPRAGUE :GUITAR
JIMMY LAVELLE :GUITAR
| TRISTEZA | 20:04 | comments(4) | trackbacks(0) |

COALTAR OF THE DEEPERS - Queen's Park,, all u change (1992)

こちらも現在廃盤となっているEPです。
前作がワウを主体としたPOPさがありましたが、
近作はボーカルがnarasakiになり、
サウンドもスラッシュメタルの要素が取り入れられています。

激しく重いリズムの中にエフェクトされたボーカルがいい具合に溶け込みます。
それにしてもドラムKANNOの技術は凄まじい。
16ビートをメタル風ともなんとも言いがたい
アレンジで鬼ドラムを叩きつける。

"Charming Sister, Kiss Me Dead!!"はMy Bloody Valentineを彷彿させるコードワーク、
メタルの激しさ、幻想的なメロディが複合された会心の作。

しかしこのEPで培ったものをさらに発展させる
恐ろしい完成度を持ったEPが翌月にリリースされるのでした。

"SARAH’S LIVING FOR A MOMENT"と
"CHARMING SISTER,KISS ME DEAD!!"はベスト盤で聞くことができます。

1.Queen's Park All U Change
2.Thrash up disturbace #4
3.Sarah's Living For A Moment
4.Charming Sister, Kiss Me Dead!!


Coaltar of the Deepers ;
Narasaki: guitar, voice
Nagasawa: bass
Takanori: guitar
Kanno: drums
| COALTAR OF THE DEEPERS | 23:47 | comments(2) | trackbacks(0) |

COALTAR OF THE DEEPERS - Sinking Slowly (1992)

これぞCOTDの真骨頂というEPが早くも3作目で登場。
未だにこのEPを超えれていないという指摘もあるくらいです。
(私はそうは思ってませんが)

「Queen's 〜」が遊び心満載のEPだとしたら、
こちらは本気モードで作成されています。

まず「White EP」に収録されていた"When You Were Mine"が新録されてます。
ボーカルもnarasakiに代わり、ワウも控えめになっています。
音質も向上しており、こっちの方が安心して聞くことができます。
ただ、ギターソロだけちょっと薄くなってしまったのが残念。

"My Speedy Sarah"
初期の超名曲。
私はこれで頭がぶっ飛ばされました。
鬼ドラムとギターのミュート部分の重なりがまるでマシンガンのようです。
核戦争後ズタズタになった街並みに一人取り残されてしまった冬、
私は絶望に打ちひしがれて涙もでない・・・
そんな終末的世界感に満ち溢れています。

"Sinking Slowly"10分を超えるナンバー。
EPのタイトル曲が最後に出てきます。
ずぶずぶと底なし沼にはまってしまうが、
もがけばもがくほどさらに沼に吸い込まれてしまう。
徐々に朽ちゆく肉体が柔らかな痛みと共にその思考能力も奪い去る。

"My Speedy Sarah"と"Sinking Slowly"と
"Deepers Are Scheming"はベスト盤で聞くことができます。

1.When You Were Mine
2.Deepers Are Scheming
3.My Speedy Sarah
4.Sinking Slowly


Coaltar of the Deepers ;
Narasaki: guitar, voice, key
Nagasawa: bass
Kanno: drums
| COALTAR OF THE DEEPERS | 21:56 | comments(2) | trackbacks(0) |

COALTAR OF THE DEEPERS - The Visitors From Deepspace (1994)

満を実して発売された1stアルバム。
DEEPERSの凶暴性がマシンガンの如く火を噴くのです。
曲調が似ているのが欠点ですが、その幅の狭さをカバーするほど
曲密度が高い。圧倒的なスピードとパワーで無条件降伏。

1曲目の"Killing An Arab"はThe Cureのカバー。
いつものことながら全く原曲の面影はないです。
デスメタル!

"Amethyst"
強引な16ビートドラム。
ほんとよく叩けるなぁ。

"Earth Thing"
サンバでホイッスル。
5年くらい前にライブ会場でホイッスルが売られました。
間奏のサンバのリズムに合わせてみんなでホイッスルを吹き鳴らします。
ライブでは欠かせない曲。大盛り上がり。
因みにThe Primitivesのカバーです。

"Snow"
唯一ミドルテンポで展開されるクリーントーンギター。
"夏の日"の後にいきなり"雪"ですよ。
寒暖の差が激しすぎて死にますね。

"Blink"
次のアルバムへの布石となる曲。
これも"My Speedy Sarah"に続き鳥肌モノの名曲。
疾走する絶望が明日への光となるでしょう。

"The Visitors"
フィードバックとノイズがグチャグチャ。
混沌の中で死ね。

1.Killing An Arab
2.Amethyst
3.Your Melody
4.Earth Thing
5.Summer Days
6.Snow
7.Blink
8.The Visitors


"BLINK", "SNOW", "AMETHYST"はベスト盤で聞くことが出来ます。
あとはライブ会場で"Earth Thing"を楽しんでください。

Deepersのハードな部分が好きな人はこのアルバムが一番かもしれません。
それにしても捨て曲なし、ハイクオリティ。

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THE VISITORS FROM DEEPSPACE
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おすすめ度の平均: 5
5 シューゲイザーの突然変異体



Coaltar of the Deepers ;
Narasaki: guitar, voice
Negishi: guitar
Nagasawa: bass
Kanno: drums
| COALTAR OF THE DEEPERS | 23:56 | comments(0) | trackbacks(0) |

COALTAR OF THE DEEPERS - Come Over To The Deepend (2000)



2ndアルバム"Submerge"に関しては以前に紹介しているので飛ばします。
またベスト版も今回は取り上げません。

さてICHIMAKI(G,Cho)をメンバーに迎え入れて、女性コーラスができるので
My Bloody Valentineができる体制になりました。

と思ったら初っぱなの"Mars Attacks!"ではやられました。
デス声とシャウトであなたのハートを握りつぶしてくれます。

そして"Unlimber"〜"Hard Reality"ではハードなリフと
胸の奥からこみ上げてくるような泣きのメロディにうっとり。
このハードな部分とサビのキラキラした感じの対比が
このアルバムでははっきりとしていて、曲の広がりを感じます。
特にこの2曲は本アルバムを象徴する仕上がりです。

"Taste"
これぞICHIMAKIが加入していなかったらできなかった曲でしょう。
二人のウィスパーボイスと目覚めの悪い朝のような音楽が
気持ちよく耳に染みこみます。

"C/O/T/D"
バンド名の頭文字を取った曲です。
これを1999年3月号のインディーズマガジンで
初めて聴いたときは涙が出てきました。
暴れ馬のようなドラムにうねりをあがるベース、
そしてなんといってもこのコードワーク。
永遠を手に入れてしまった曲。必聴。

"Thrash Lives In Savagery"
これまたサビがキラキラ。
しかし、このミドルテンポのサビで
なんちゅードラムを叩くんだろうかKannoは。
うん、やっぱりバンドではドラムが一番大事だ。

シークレットトラックの"I Love N.Y."
ハードさとPOPさを絶妙にミックスさせた曲。
こういった時は"かわいい"といった表現が似合うのでしょうか。
narasakiの声が一番POP。

このアルバムでICHIMAKIが加入したことで
音楽の幅がぐーんと広がり、さらにバンドとして
栄養剤を注入された形となりバランスが良くなった。
Deepersの転換期を象徴するアルバムです。

Coaltar of the Deepers ;
Narasaki: guitar, voice
Kawanaka: bass
Kanno: drums
Ichimaki: guitar, cho
| COALTAR OF THE DEEPERS | 23:07 | comments(1) | trackbacks(0) |

COALTAR OF THE DEEPERS - No Thank You (2001)



前作でICHIMAKIが加入。
その勢いで作った打ち込みとICHIMAKIのボーカルを
全面に打ち出したアルバムです。
きっと1st、2ndが好きな人は辛い(笑)アルバムですね。

ほんとモロにMy Bloody Valentineを目指してやってますね。
シークレットトラックではカバーしちゃってるし。
きっとnarasakiも女性ボーカルが欲しくて曲を書きためたか
または新たにドバドバインスピレーションが沸いてきて作れたのでは。

この頃からライブでも打ち込み音をバックで流して
一緒に演奏しだしましたね。

ライブでは定番だけど"Joy Ride"にはいまいちのめり込めません。
リフの部分が延々と長いからかもしれません。

しかしICHIMAKIをフィーチャーした曲は
("Star Love" "Giant" "Jet Set" "春の行人坂")
とても良質のPOPソングに仕上がっています。
本当にnarasakiのPOPソングを作るテクニックは凄い。
Deepersの新しい一面が見えてきます。
(それが気に入らない人もいますが)

NikeのPrestのテーマソングCDに収録された
"The Systems Made of Greed"は別バージョンで収録。
私もこのCD欲しさに靴買いました。
Prestのバージョンの方が私は好きですね。
(サビの部分がアレンジされてます)

過去を懐かしむ曲もちゃんと用意してあります。
"No Thank You"はSubmergeが好きだった人にはグッときます。
最後の転調あんどnarasakiの絶叫には鳥肌。
私はやっぱりこの曲が好きですね。

"DreamMan"は"When You Were Mine"の頃を彷彿させます。
このコードワークとワウの使い方がまさしく。

それにしても"Mexico"の最後の歌詞を当てるクイズがあったのですが
結局回答は何だったんでしょうか?
ライブでもぼかされて歌われてたし。

Coaltar of the Deepers ;
Narasaki: guitar, voice
Kawanaka: bass
Kanno: drums
Ichimaki: guitar, cho
| COALTAR OF THE DEEPERS | 21:26 | comments(0) | trackbacks(1) |

COALTAR OF THE DEEPERS - newave (2002)



「No Thank You」で存分ICHIMAKIの魅力を引き出していたので
Deepersとして次のアルバムの方向性を楽しみにしていた。
しかし、ICHIMAKIが産休のため一時Deepersを脱退。
このことは一体どれだけバンドに影響があったのでしょうか。

かなり意外にcutting edge(avex関連)からリリース。
今作ではラテンの要素を飲み込んでしまった。
"earththing"でサンバを取り入れていたのですが、
もっとパーカッシブにきました。
そして打ち込みを多用し、シンセでストリングス系を
被せてきたり、アルペジオなどが効果的に使われています。

"dawnfall"ではこれから3人で大きな海に飛び込む
船乗りの漢(おとこ)達の決意表明。

"hyper velocity"
打ち込みとDeepersの疾走感が融合した曲。
ドラムが大変だ。

"without hesitation into the door away"
このイントロのギター好きです。
シンプルなのに切ないメロディが泣けます。

"how smooth"はMy Bloody Valentineです。

"prophet proved"
新しい試み。
打ち込み、ミドルテンポ、轟音、
RAP(とまではいかないけど)のようなエフェクトボーカル。

"newave"
インストです。
別プロジェクトのsadesper recordに近い雰囲気です。
ドラマティックな展開がまた新たな魅力を引き出しいます。

"the proof", "snow again"とお馴染みDeepers節が並びます。

"entreaty"
必ずこういった疾走感ある
泣きメロの曲がアルバムには入ってきます。
はい、大好きです。
"No Thank You"のような曲ですね。

最後はサンバでみんな踊ろうよ"sweet voyage"
THE BOOMの"風になりたい"のようなさわやかな風を
Deepersに吹き込んでくれました。

というわけで、明らかにDeepersは前進しています。
様々なジャンルを飲み込み、そしてそれをDeepers風に
創作と調理を加えて我々に提示してくれているのです。

さて、次のアルバムは今年出る(はず!)
さしあたり2/9のライブが鍵となるのか!?

Coaltar of the Deepers ;
Narasaki: guitar, voice
Kawanaka: bass
Kanno: drums
| COALTAR OF THE DEEPERS | 23:36 | comments(0) | trackbacks(1) |

Don Caballero - For Respect (1993)



現在BattlesのギターであるIan Williamsが
在籍していたバンド、それがDon Caballeroです。
ギターが2本、ベース、ドラムのインストバンド。

1991年に結成され、EPを何枚かリリースして
1stアルバムである本作「For Respect」を発表したのが1993年の秋。
プロデュースはなんとSteve Albini。

当たり前ですがbattlesとは全然タイプが違います。
Don Caballeroは直情的、分厚いディストーションギターと
複雑怪奇なリズムパターンで聴くものを圧倒します。

とまあ冷静に語ってますが
とんでもなくかっこいいです。
深く歪んだギターとメロウなコードワーク。
狂ったドラムに絡みつく2本のギターはもうたまらん。

ハードロックといってしまえばそれまでのような気がしますが
それだけでは収まりきらない情動と熱量。
12年前に出会っていたら一体どんな大人になったのだろうか。

激しいインストが好きな人は
間違いなく右手を挙げてガッツポーズだ!

Don Caballero ;
Damon Che : drums
Pat Morris : bass
Ian Williams : guitar
Mike Banfield : guitar
| Don Caballero | 21:31 | comments(4) | trackbacks(1) |
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