ベースがメンバーチェンジをして、バンドとして更なる強靭な肉体を手に入れたTOOLは1996年に2ndアルバムをリリース。このアルバムは全米アルバムチャートで2位となる。どうしようもないくらい傑作。
私はTOOLのアルバムではこのAenimaが一番好きです。
とりあえず一曲目の"Stinkfist"を聞いてみてください。
重いリフ、Mayanardの優しく恐ろしいボーカル、かつその中で光るメロディセンス。
間奏のギターは緊張感を更に高め、サビでの破壊力をさらに加える増幅剤となっている。
ドラムが変拍子に加えありえないリズム感が曲の威力を増大。
この曲以外にも全体に貫き通される鋼鉄の意志と走り続ける肉体そして曲の広がり。
"Hooker with A Penis"のラストまでの圧倒的な負のグルーブの塊。
"Aenima"のリズム隊の歯切れの良さ。
"Third Eye"におけるかくも長い旅路の終わりを表現した暗闇の世界。
全曲がその深い音楽性に圧倒されます。
まずベースが交代したことで、フレーズの多さ、グルーヴ感、重低音の厚みが高まった。
そしてギターの表現力の成長。全く隙がない。
アルペジオを要所に挟んで曲のダークな一面をさらに奥深く表現してくれている。
ボーカルは基本は囁くというか語りかける形と絶叫部分に分かれるが
歌い手として確実な成長を遂げている。幻想的な歌い方をするボーカリストだ。
ドラムは文句なしに素晴らしい。彼のタム回しが大好きです。
また単にリズムを刻むだけではなくパーカッション的なフレーズも多い。
最初このアルバムを聞いたときは何が何やらさっぱり分かりませんでした。
しかし、聞く度にこの作品の良さが伝わってきます。
このレビューを書くために再度聞きなおしてみたら
あまりの良さに"Stinkfist"で鳥肌が立ってきました。そして涙が。
CDプレイヤーの前で正座して聞くべき音楽。
そして発狂するのであった・・・
Stinkfist
Aenima
この二本のPVは本当に秀逸。一度みてください。
TOOL ;
Maynard James Keenan : Vocal
Adam Jones : Guitar
Justin Chancellor : Bass
Danny Carey :Drums
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