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DNA - DNA on DNA (2004)

あのBrian Enoプロデュースの大名盤「No New York」に参加しているDNA。

あのアートリンゼイ(ボサノバのプロデューサだったり、坂本龍一とも仕事したり)が参加していたバンドである。
そしてドラムは日本人のIkue Mori(FRICTIONのレックの彼女だった)である。

ほとんど音楽の素人集団が音楽理論を無視して、
とにかく奇妙でエキセントリックで他にはないものをやっている。
1978-1982年にかけての音源が聞けるのがこのベスト盤ともいえるCDである。
レア音源や初期の作品が聞けるし、No New Yorkに入ってる曲も聴ける。

ギターソロも皆無。
メロディもあってないようなもの。
曲は大体2分以内で終わる。
ありきたりのロックの8ビートではない。
ひたすらぶっ壊れている。

まさしく狂気の音楽である。
湿った地下のニューヨークからの空気がみっちりつめられている。
このすさまじい緊張感はなんなんだ。

こういうの聞いちゃうと自分がやってるバンドが一体なんなのかって思っちゃうわ。

DNA;
Arto Lindsay : gt, vo
Ikue Mori : dr
Robin Crutchfield : key
Tim Wright : ba

DNA on DNA
DNA on DNA
posted with amazlet on 06.09.01
DNA No More (2004/01/01)売り上げランキング: 7,994
おすすめ度の平均: 5
5 重要指定文化財5 究極

| DNA | 03:33 | comments(0) | trackbacks(0) |

wire06 @横浜アリーナ (2006/09/02)

昨年はメタモルフォーゼに初参加。
GALAXY 2 GALAXYで宇宙を体感する素晴らしい体験をした。
今年はメタモには行かずに横浜アリーナでwireを初観戦。

藤沢からスクーターで一時間弱、横浜アリーナに到着。
まずはアリーナ探索。
普段は入れない4F、倉庫っぽいとこにまで入れちゃいました。
で、早速カレーうどんを食す。

WESTBAM(DJ)
まずタナカフミヤを見ようとしたが2ndフロアが入場制限かかって入れない。
仕方ないのでメインフロアにてWESTBAMを観戦。
派手さはないがしっかりと踊れるプレイ。

NITZER EBB(LIVE)
ボーカルと立ちドラムに打ち込みのユニット。
単調でつまらなかった。テクノで肉体的なことやられてもなぁ。
調べてみると昔のアーティストだったみたいです。
テクノロジーの差を感じてしまうな。

MICHAEL MAYER(DJ)
メインで卓球が始まったので2ndは入場制限解除。
BEROSHIMAを少し見てマイケルメイヤーのDJとなった。
なかなか楽しく踊れました。
うーん、いまいちDJプレイに対してどう評価をしていいかわからない。

それにしても2ndフロアの狭さと暑さは異常だ。
メインと明らかに大きさが違うのにアーティストは本物だ。

ALEXANDER KOWALSKI(LIVE)
圧巻。
先程のDJで楽しく踊ったのが馬鹿馬鹿しくなるくらいのハイテンポでアゲアゲな展開。
非常に分かりやすく、どこで盛り上がるかは皆分かっている。

しかし頭で分かっていても抗えないものがある。
バスドラ抜いて、ツマミを回し、絞り込み一気に音を開放。
これが脊髄反射で気持ちいい。
足はガクガクなんだが踊らずにはいられない、殺人的ライブだった。
終わったときに見知らぬおっさんと目が合い
「凄かった!」「殺す気か!」と言葉を交わしつかの間の友情が芽生えた。

JORIS VOORN(LIVE)
一番楽しみだったのがヨリスだ。
FUTURE HISTORYが好きでよく聞いていた。(過去レビュー
ピアノやストリングスがテクノと絡み合う名盤だ。

だがライブを聞いてがっかりしてしまった。
重低音が強調されすぎて肝心のメロディがさっぱり聞こえてこない。
盛り上げ方もコワルスキーに比べたらまだまだだ。
足腰も限界を突破していて、暑さも半端なくタオルが汗を吸い取れなくなってしまった。

FELIX KROCHERがバキバキで恐ろしくアゲアゲなプレイが始まったが、
このままでは本当に倒れてしまうと思ったので少し聞いてギブ。

RICHIE HAWTIN(DJ)
食料と水分補給をしてもとても動けそうもなかったのでスタンド席に座って観戦。
連れのイナムーは気持ちよさそうに寝ている。
やはりリッチーは幅が広い。
盛り上げ方も繋ぎ方も超一流だ。
派手さはないが職人芸で観客を魅了していた。

TOK TOK(LIVE)
ベースとドラムだけで攻めるストイックなテクノだ。
メロディを廃し、四つ打ちだけで強引に盛り上げる。

客は踊れる奴と寝てる奴で完全に二分化されている。
踊れる奴は妙にハイテンションなっているので
肉体的なテクノに腰がバキバキ動く。
寝てる奴には全く調度いい子守歌だな。

JEFF MILLS(DJ)
やっぱりトリはこの人しかいない。
本当に気持ちいいビートを刻んでくれます。
普通に刻むだけでなんでこんなに気持ちいいのでしょうか。
楽しいわ。

アリーナに降りて踊る。
ああ、気持ちいい。
30分くらい踊ると足腰が限界だ。


ヨリスは期待外れだったが、コワルスキーの熱い魂にやられた。
それだけでもいい収穫だ。

自分のテクノの好みもいろいろとわかってきたし。
やっぱり上物が乗っからないと相当いいプレイをしないと盛り上がらないわ、俺。
たまにはクラブにテクノライブを見に行きたいものです。

番外
・30過ぎのおばちゃんが緑のワンピースを着て、魔法少女の光るステッキをもっていた。
・メイドのコスプレがいた。
・どうみても観客女のレベルが高く、エロい。
・後ろ向いて踊る奴うざすぎ。俺の目の前で気持ち悪い顔で踊るなw
 (ずーっとガン飛ばしてたけど、向こうは目を合わそうともしない)
・映像でアーティストを映してくれー。
・2ndフロアの映像でタモリ倶楽部のオープニングの映像(尻)が流れたw

Changes
Changes
posted with amazlet on 06.09.04
Alexander Kowalski Different (2006/06/19)


フューチャー・ヒストリー
ヨリス・ボーン インディペンデントレーベル (2004/10/01)売り上げランキング: 10,655
おすすめ度の平均: 4.5
4 アイデアの宝庫たる一枚5 (個人的には)2004年最重要テクノアルバム

| _Festival | 01:42 | comments(5) | trackbacks(4) |

COFYちゃん live at 西荻窪ターニング (2006/09/09)

我がバンドCOFYちゃんのライブです。
9/9西荻窪ターニングにて。

ターニングは初めて演奏します。
モニターがよくて、各自の音がよく聞こえました。
ただ、アンプ(マーシャルJM2000)がハウってしまうことが多くて困りました。

以下演奏曲目と簡単なコメント。

"肉欲の民"
今回のライブで2回目。
サビは爽やかなカッティング系で「愛なんていらないのさ〜」とPOPに歌う。
そしてAメロではガラリと雰囲気が変わり変態ソング。
イナムーのベースが凄い。
16分でよく指が動くものだ。

ラストでメンバー全員で「愛なんていらないのさ〜♪」と
合唱するところはなかなかグッとくるものがある。
POPなメロディでミスマッチとも言える歌詞は聞く人はどう感じるのでしょうか。

"カオティックドライブ"
こちらも2回目の演奏。
ドラムのトーマスが2万円で買ったボルボ(車)の歌だ。
Aメロ〜BメロにかけてがCOFYちゃんならではの独特の雰囲気をかもし出す。
Aメロのギターとベースの絡み合いはよく練習した。
特にベースラインが動き、表情を様々に変えてくれるのが肝。

Bメロの「ボロボロのボルボ♪」でハモるシーンはある意味サビ以上。
ギター、ベース、ドラム、コーラスとすべてが絡まりあう変態パートである。

サビは王道コード進行でPOPにまとめる。

"ヘルシースポット"
私が一番好きな曲である。
バンドでしか出せない雰囲気が詰まっている。

呪術的雰囲気を持ったイントロ〜Aメロが不安を煽り、
間奏「あいあいあいあいあいあいあいあいあいあ〜♪」で掛け合う
日本的な祭囃子風な雰囲気がたまらない。

サビはガラリと変わりPOPになる。
この対比がまた好きだ。

"あの夏のメロディ"
随分と昔の曲なので今のCOFYちゃんにはあんまり合わないのが正直なところ。
マイナーコードで責めるので、雰囲気がちょっとノスタルジックになってしまう。

Aメロ、Bメロ、サビが全て同じコード進行なので
メロディや演奏方法に工夫を凝らして変化を付けている。
最後に転調するなど90年代前半の小室系サウンドで多用した
ちょっと古臭い感じがまた哀愁を漂わせているのかもしれない。

コアなCOFYちゃんファン、メンバーにはあんまり評判はよくないが
一見さんや普通の人(w)には結構人気がある曲。

"陵辱日記"
久々の陵辱日記。
7/8拍子のAメロがまさしく怪しさ全開のCOFYちゃんワールドを体現している。

今回は間奏に凝ってみました。
ボーカル以外にも「うわー」「ひっひ〜」などの声を出してより怪しさを増加。

これぞCOFYちゃん流ロックな一曲。
インパクトはでかいが、一般人からはドン引き間違いなし。

"幽体離脱"
仮タイトルが「ドPOP」というくらいのPOPな歌。
初ツインギター。

あまりにもPOPすぎるが、歌詞でCOFYちゃんとしての変態さを保っている。
「幽体離脱 癖になる 毎晩君に会いに行く」ラブソングなようでどこか狂っている。

私が幽体離脱の練習をしていたのですが、
宇宙までいってしまい何もできなかったことがありました。

新しいCOFYちゃんのスタンダードナンバーになった。
聞きやすいので人気も高いです。

ただ、コーラスにまだまだ難があるので練習ですね。


最近はコーラスを使う曲が多いので、
そっちの練習もしなくてはいけないです。
使えるものは猫でも使えといいますからね。

次回は9/22代々木laboで。

COFYちゃん
Wada : vo
Tomitsuka : dr
Inamura : ba
Yazawa : gu
| COFYちゃん | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0) |

ALEXANDER KOWALSKI - _Changes (2006)

wire06のベストアクトだったAlexander Kowalski。
そんな彼の最新作を聞いてみた。

一曲目、Joris Voornをフューチャーした"she's worth it"が素晴らしい。
重厚で幻想的なシンセをバックにバキバキのトラックが気持ちよい。

他にもFunk D'Voidをフューチャーしたり、全編に渡ってボーカルトラックが多く
非常にエンターテイメント性に溢れる作品でテクノという枠だけに収まらない
懐が広く、幅の広い音楽を提供してくれている。

かといってテクノとしても聞くべきところはある。
なんといってもアレクサンダーの作るシンセの音色が特色のひとつであろう。
ヨリスボーンとも音色が近いが、浮遊感があったり、ズブズブと重かったりと
様々な表情を聞かせてくれるシンセの音作りは単にかっこいいと思ってしまう。

広くお勧めできる良作でしょう。
ただ、ライブとは全然雰囲気が違います。
ライブの、あの高揚感はたまらなく最高でした!

ALEXANDER KOWALSKI公式サイト

Changes
Changes
posted with amazlet on 06.09.12
Alexander Kowalski
Different (2006/06/19)

| ALEXANDER KOWALSKI | 15:17 | comments(0) | trackbacks(2) |
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